【初心者必見!!】シュートで狙うべきコースとは?上?下?流し?引っ張り?

みなさん、お久しぶりです。どうもハンドボール馬鹿です。

 

今日のテーマは、初心者の悩み、

得意なコースしか打てないんだけど、どうしたらいいですか、、、ってかどこ打てばいいんですか、、、

についてです!!!

これ、ありますよね、   

手首強くて引っ張り下しか打てない。上打つと制球出来ない人。

体幹がぶれてて球は早いけど、コース狙えない人。

流し上なら打てるけど、ボールの回転が素直すぎてキーパーにキャッチされ気味な人。

体が開いてしまってるからキーパーに面を取られて、なかなかシュート決まらない人。

 

挙げていけばキリがない、初心者の課題ですねえ。指導者がいなかったからひたすら悩み続けた僕の7年間を余すことなくお伝えしましょう。

 

それではどうぞ!

 

上を打て派

この考えはどうも小中学生からやっている人が多いですね。

なんでかって??

日本では小学生でも大人と同じ大きさのゴールを使用します。(ヨーロッパだと上を覆ってゴールを小さくするみたいですが、、、)

するとどうでしょう。物理的に小学生では上は届かないんですよ。ある程度の球速があれば、丁寧に上を打てば、まず入るという感覚が身につくみたいですね。(小中学生の頃はハンドしてなかったので中学生からの経験者に聞きました。)

このパターンですが、僕が見た選手では二つのパターンに分かれますね。

 

〇高い打点から上が打てる選手

これはべらぼうに強いです。特に背が高い選手がこれをやると、キーパーはお手上げになります。

 

キーパーは届かないので、跳ぶ、もしくは体が伸びきった状態になります。試しにミケルハンセンが流し上を打ってきたのをイメージしてください。わかりやすい動画も貼り付けときますね。


流し上へのきれいなミドルシュート

 

これを見たら分かると思うんですが、キーパー届かないんですよ。キーパーそこまで小さくないのにジャンプしても届かない。

 

 

分かりやすく図示もしてみました。打点が高くなればなるほど、キーパーとシューターの相対的な高さの差で、顔上、引っ張り・流し上は物理的に空きます。ちびっこ小学生キーパーに大人シューターが打ったみたいなことを起こせちゃうんです。f:id:handball-lifestyle:20200928222345p:plain

 

当然キーパーは止めようとしますが、体が伸びきっちゃえば、引っ張り下も流し下も、場合によっては股下もあくので駆け引きに優位に立てますよね、

 

ということで、高い打点からうてるシューターはかなり強いです。

(大学に入ると190センチのキーパーとかもいますので、これだけではだめですが、少なくとも駆け引きの武器にはなります。)

 

〇低い打点からしか打てない選手

これは要改善です!!

f:id:handball-lifestyle:20200928224700p:plain

 

キーパーが小さくて、へたくそなうちは球速のおかげで入るかもしれません。しかし、キーパーが大きく、そして上手くなると、面を取られて動かずとも止められてしまいます。

図の通り、キーパーは動かずとも上からかぶれているので、タイミングを外した、ブラインドステップシュートとかじゃないと、入ったらラッキーな打たされたシュートになってしまうでしょう。

 

以下の記事でも取り上げましたが、やっぱり肘の位置なんですね。

フィニッシュで打点が低い人は自分のシュートフォームを動画にとって研究してみてください。


handball-lifestyle.hatenablog.com

 

 

下打て派

これは、、、、、僕ですね。

高校スタートの僕は高校3年間をマツヤニと共に過ごし、球を速くしたい、重い球を投げたい、そんなことばかり考えていました。

 

早くて重い球って、マツヤニつけまくって、手首強かったら投げられるんですよ。

 

ただね、、、経験したからわかるけれど、、

 

思ったところに行かーーーーん!!

 

ってなります。なんでか??

 

答えは簡単、体幹が弱くてフォームが安定してないからです。腕と手首の振りに体幹が負けてしまって、リリースポイントがブレブレだからです。

こういうプレーヤーは手首を思う存分使った、下(僕は特に引っ張り)を好みます。そして、球速だけで勝負しがちです。

僕の場合、高校時代は理論がなかったので、何が悪いのかさえ分かりませんでした笑

また、下なら最悪バウンドしても枠に行くけれど、上は枠外にふかすので、打てないというのが、正直なところでした。

 

ただ、体幹が強くて、体幹を振り回すのではなく、しっかり固定し、固めた状態で手首が使えれば、恐ろしいほどの武器になります。

銘苅さんいい例です。すんげー跳ぶわけでもないしすんげー球速いわけでもないけど、ハンドボールIQと体幹人間性ハンガリー得点王、日本代表まで上り詰めた方でめちゃくちゃかっこいい方です。

タイミングを外すシュートであってもリリースポイントが一定なのが分かるかと思います。体幹の重要さが分かりますね。

 

ハンドボール馬鹿の考え

僕がハンドボールコーチなら、まず始めは「流し上」を打てと教えますね。

初心者の高校生、マツヤニべったり、グラウンド練習想定です。(はい、僕です)

 

流し上を安定して打てるということはボールの回転も含めて、かなり高い技術が求められるというのが持論です。

 

まずはきれいなコースの読みにくいフォームで高いところから高いところに打つというのが、駆け引きの基本かなと思うんです。手首の強化、ボールスピードも大事ですが、それは高校生なので体幹とともに鍛えさせます。

変に体幹を振って投げるくせはつけさせたくないですね。

そしてリリースポイントが安定すると必然的にパスも安定しうまくなるし、相乗効果でハンドボールがうまくなります。

※人それぞれなので、あくまで参考程度にどうぞ。

 

あとは、それを基本に、とことん本人に考えさせます笑

「どうすれば1試合10点取れるか」

「どうすればキーパーが嫌がるか」

「味方に得意コースを気持ちよく打たせるには」

「ループは?スピンは?」

上手くなりたいけど、指導者がいないってのもモヤモヤしますが、指導者に言われたことしかできないのはもっとつらそうかなと思います。

 

恩師のお言葉

恩師「得意なコースがあるやろ、、、相手もどうせそれを知っとるから、まずは得意コースの対角ばかり打つんや。」

自分「ほうほう」

恩師「もっと言うとわざと外すんや」

自分「ほえっ??」

恩師「相手はこっちの調子悪いと思うから、忘れたころに得意コースにズドンや」

恩師「もう相手はどこに来るかわからんくなって、駆け引きに勝てる」

恩師「得意コースは大事やけども、ハンドボールの面白さは駆け引き。キーパーの裏をかくことがシュートの醍醐味や。」

恩師「・・・たまに大負けするけどな」

 

ということで得意コースを軸に駆け引きでキーパーに勝ちましょう!!笑

※恩師は元日本代表です。

 

明日から実践!!